二度目の出産記(3)
*本日2度目の更新ですー。
■ モモ太 出産時のハナシ ■
マイペースな赤子に、振り回されながら。
ことあるごとに、
看護士さんを質問攻めにする、私・・・。
脳内では、のたうちまわってます。
痛いよー。痛いよー。
看護士さんと言えば。
ココ太が産まれた時にいた、看護士さん。
忘れもしない・・・。
先生と一緒に、お腹を押してくれた、看護士さん。
美人さんだったから、なおさら忘れない。
その看護士さんが、この日も付いて下さった。
なんだがご縁があって、嬉しい。
さて。暴れていたお隣さんが、無事出産を終えた頃。
(私より先に分娩室に入ってました。)
私の方にも、変化が。
今までと、違った陣痛が来てる。
痛みの種類が違う。
どう違うのかと、しいて言うならば・・・。
お腹の赤ちゃんを、感じる痛み。
マイペースな赤子が、
いよいよ動き出したようです・・・(´-ω-`)
陣痛の波が来るたびに、
赤ちゃんが動こうとしてるのが分かる。
激しい痛み・・・。
いよいよ、
「ぐあ゛あ゛っ!」て声が出そうになる。
なんかもう、わけも分からないけど。
いきみたくてしょうがない。
でも、「まだ待って」と言われる。
たまに、少しだけ、いきませてもらえるけど。
まだ早いからと。
赤ちゃんが、自然に出てくるまで待ってと。
赤ちゃんペースのお産だから。
母は、待ってあげないといけない。
でも、どれぐらい待てばいいのか、分からなくて。
それはもう永遠のようにも感じて。
微弱陣痛の私は、
ともすれば、陣痛の間隔が開いてしまう。
せっかく1分おきになっても、それが持続せず。
すぐに3分間隔、6分間隔に戻る。
このまま、またお産が、
長くなってしまうのだろうか・・・。
陣痛の波と波の間に、本当に一瞬、気を失う。
自分が白目向いてるのが、分かる。
意識が、だんだん朦朧としてきて・・・。
ああ、なんか、ヤバイかも・・・。
そんな私を、引き戻してくれたのが・・・。
ココ太でした。
分娩に立ち会っていた、ココ太。
投げ出された指を、ぎゅっと握ってくれた、
ココ太の、小さくて温かい手が。
ありがたくて、愛しくて、涙が出た。
弱音を吐いてちゃダメだ。
しっかりしなくては。
この子が、見ているのだから。
朝9時に分娩室(LDR)に入ってから。
あっというまに、時間は夕方。
病院スタッフの皆さんも、シフトが替わる頃。
「産まれるまでいるから、安心しなさい」と、
助産師さんが言ってくれ。
そして、あの看護士さんも。
「今回も見届けますから」と、残ってくれた
ああ、私は幸せだなと思った。
素敵な方々との縁に、感謝したい。
でもこの時、「ありがとう・・・」と言った自分の声が。
本当に、か細くて。
文字通り、蚊が泣いたように聞こえたから、笑ってしまった。
お産は、どんどん進んで。
いきみたさは、限界。
もう、そろそろ、
本格的に、いきみたいんですけど。
いいですか?
まだですか?まだ待ちますか?
あああああ、これ、もう、
痛みを、どこへ逃がせばいいのかーーー・・・っ!!
助産師さん
「はい、頭見せて上げる。」
え・・・・・・。
見っ・・・え・・・・・・っ!?Σ(´-ω-`)
なんとびっくり。
鏡を使って、お産の状況を見せてくれた。
ココ太を産んだ時には無かったけど、
最近この産院では、こういう流れなんだと。
鏡で持って・・・・・・見えた・・・。
奥の方に、黒い・・・。
あれは、赤ちゃんの頭だ!
想像してたよりも、
まだまだ、産道の奥にあったけど。
それでも、着実に、
赤ちゃんが出てこようとしてるんだと分かった。
そうか、苦しいのは私だけじゃない。
この子も今、苦しいんだ。
こんなに細い所を通り抜けようとして、頑張ってる。
よし、大丈夫。母ちゃん頑張るから。
お前も頑張れ。頑張って、出ておいで。
赤ちゃんが、下りて来たので。
陣痛の波に合わせて、呼吸をしながら、いきむ。
赤ちゃんが苦しくならないように、
あくまでも、まず呼吸。呼吸の最後に、いきむ。
たまにはいきまず、赤ちゃんを休ませて上げる。
赤ちゃんと一緒に頑張る。
よし、もう一息だ。ゴールはすぐそこだっ!
(・・・と、思うよ、たぶん・・・。)
それから、お産は、あっと言う間に進む。
おーっ!頭が出てきた。
(見てる見てる。)
え?触る?触りたいっ!触りたいっ!
もうこれで最後かもしれないので、
出産で、やりたいことは、全部やっておく。
おおおおおおっ!こんな感じかーーーっ!!
(触ってる、触ってる。)
ここまで来ると、
なんだか、面白いアトラクションに参加してるぐらいの感覚。
ものすごく痛くて、
体力的にもヘトヘトなんだけど、どこかで客観的。
「はい、もう出てくるよーっ!
吸ってー吐いてー吸ってー吐いてー、いきんでーっ!」
「はい、小さく吐いて!
はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!ハッ!」
こうして、
産まれてくる瞬間も、全部見てました。
(鏡でもって。)
まるでスローモーションのように、
赤ちゃんが出てきた。
真っ先に視界に飛び込んで来たのは、白い手。
通常赤ちゃんは、
頭から出てくるのですが・・・(´-ω-`)
モモ太は、
このポーズで産まれて来ました。
待ちきれず、手が先に出ちゃったのか、なんなのか。
理由はどうだか知らないけれど。
とにかく、マイペース過ぎるぜ、この赤子・・・。
おかげで、ちょっと裂けました・・・。
もーーーーぉ・・・。
母ちゃん、せっかく呼吸法がんばったのに・・・。
ゆっくりゆっくり、
赤ちゃんペースでのお産だと。
子宮口もまた、ゆっくりゆっくり開く。
だから、無傷だったのに・・・。
モモ太のアンパンチで、最後の最後で裂けたわっ!!
(*でも、ほんとにちょっとだったので。
前回とは、比べモノにならないほど回復早かった。)
生まれてからも、わりとこのポーズ。
お腹の中でも、このポーズで寝てたんだろうなぁ・・・。
赤ちゃんが産まれると、
その後で、また軽い陣痛が起こり、胎盤が出てきます。
これがするっと出てきて、気持ちいい。
なんか、すっきりする。
そこで判明したのですが・・・。
私の胎盤は、特大だったようです。
なんと、1キロもあって。通常の倍です。倍!
へその緒も、太くて太くて、超丈夫。
そりゃあ、赤ちゃん育つわ・・・
これはもう、体質なのかしら?
ことぶきちゃんも、胎盤が大きかったのかしら。
いずれにしても。
「こんなの、放っておいたら、
赤ちゃんどんどん大きくなるよっ!」と、
助産師さん達が言ってるのを、聞いて・・・。
予定日当日に出てきてくれた、モモ太に感謝。
マイペースだけど、
空気読める赤子に、感謝。
結局、今回の出産は約10時間。
んまー大変でしたけど。
ココ太の時と比べると、短かったわー。
陣痛始まって、
その日のうちに産まれただけでも夢のよう。
産まれたー!産まれたよー!
やったー!終わったーっ!ひゃっほーいっ!
あーー、お腹空いたーーーーヽ( ´д` )ノ
そしてまた、出産後すぐに夕飯食べた私です。
さて。「大きい大きい」と、心配された、赤ちゃん。
お腹を見た助産師さんに、
「4000gはあるんじゃない?」と、言われた赤ちゃん。
産まれてみれば、3630グラム。
「思ったより小さかったわねー。」
いやいや。
小さくないんだけどもね、決して。
でも胎盤が大きい分、お腹も大きかったんだね。
この時の台詞が、
聞こえていたかどうかは、知らないけれどー。
あれから1年、
こんなに大きくなりました。
いやー、育ったわぁ・・・・・・(´-ω-`)
モモ太、誕生日おめでとう。
生まれて来てくれて、ありがとう。
1才なのですっ!!
↓↓
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二度目の出産記、続きをもうちょっと書きます。
出産に、ココ太が立ち会った話を、具体的にまた今度・・・。